最近「いい意味で」と言って傷つく事を言ってくる人が多い。

相手は「いい意味」で言っているようだが、言われた本人は傷つく。

昔は、「いい意味で裏切られたよ」なんて言われ嬉しく思ったこともあるが。

いい意味って都合の良い言葉だなと思う。

 

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いい意味でを使って悪く言うな!

最近友人と会った時にこんな事を言われた。

「お前は自分本位で他人の事を気に掛けない、騒動が起きても我関せずだったもんな、いい意味で」

どこが「いい意味」なのか言葉からは読み取れない。いい意味が無ければ単なる悪口である。

確かに自分本位な部分もあるし、騒動が起きても我関せずな部分も認める。しかし、どうにもならない直前には手を差し伸べていたはずである。どうせなら「いい意味で」の部分に「でも最後は先頭に立って動いてくれたな」なら聞き手としても納得する。

その意味を込めての「いい意味で」だったのか?いや違う。単に前半部分の自分本位で、我関せずでマイペースで、騒動に巻き込まれない素早く逃げる姿勢を羨ましく思った「いい意味で」だと思う。

やっぱり、ずる賢いと言われているとしか思えない。いい意味ではなく悪い意味ではないか。でも「あ、ありがとう」としか言えない。不本意だけど。

そう言えば、「悪い意味」とはどういう場合に使うのだろう。

悪い意味でを使うとどうなる?

「悪い意味で」とはあまり使わないな・・・言われた覚えもない。

試しに先程の友人の言葉の末尾に付けてみよう。

「お前は自分本位で他人の事を気に掛けない、騒動が起きても我関せずだったもんな、悪い意味で」

 

あれ?

 

あれ?

 

あれれ?

 

凄い嫌な雰囲気の言葉になったぞ。

しっくりきたけど・・・ 

 

 私が、「自分本位で他人の事気に掛けず、騒動が起きても我関せずな」を知りながら、そんなことは気にせず超マイペースであることを誇りにすら思っている人間みたいになってる。

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それを気にしている友人が注意する為に言った言葉になってるぞ。

相手の事を思い、そのままでは友達を失うぞみたいな、心のこもった言葉になってる!

こんな友人がいたら泣いてしまうかもしれない。

末尾の言葉が変わるだけでこんなに意味が変わってくるなんて言葉って面白い

まとめ

これからは、相手の性格や動作について口にする時は「悪い意味で」と発しましょう。

「縁の下の力持ち的存在だよね。悪い意味で」

「いつも笑顔だよね。悪い意味で」

「悪い意味で期待を裏切られたよ」

やっぱり何か違うな。

「いい意味で」も「悪い意味で」も使い方には注意しましょう。