皆さんに朗報です。
我々、労働者の時代がやってきました。
私は現在、うつ休職中です。3週間ほど休んでいます。
このことは身近な人しか知りません。
その身近な人を経由して「うちに来ませんか?」と誘ってくれる会社が数社あったのです。
これが若者なら当たり前かもしれません。
しかし、私は四捨五入して40歳のおっさんです。(切り捨てで40歳です。)
さらに高卒です。
休職中の問題児ですよ!
身近な人を経由してのお誘いだったので無下には断れませんが、行く気もありません。
気になったので、身近な人に経緯を聞いてみました。すると、もし私が会社を退職したら面倒を見てほしいと数社に声を掛けたそうです。
フライングですが、ありがたい話です。
でも、私のような人間をなぜ必要としているのだろう?。そんな疑問が沸いてきます。
私が経営者だったら、うつで休職している様な人間は採用したくないと思う。そんな人間に何故声を掛けたのだろう。
身近な知り合いは、そんなに権力者ではないから頼まれたとしても受け流せばいい。
なんか腑に落ちないことがある。
人材不足の世の中
考えるのも面倒な事だが、思いを巡らせるてたどり着いた答えがこれだ。
「人手不足」
これ以外に考えられない。
そうでなければ、私のような人間に声をかける道理がない。例え知人から頼まれたとあっても、「退職するようなことがあったら」との内容を含めた話。
それをフライングしてまで話を持ち掛けているところを見ると、人材不足は相当深刻なようである。
実際に、私が業務多忙で「うつ」になったのも人手不足が原因。会社を見限る人間が多くなり、人手不足が深刻になるばかり。
人材を募集しても一向に人が集まらず、やっと入社した社員も1ヶ月たらずで退社する始末。
人材不足が予想を超える勢いで日本経済を脅かしているようだ。
以前に書いた記事でも、私の会社は「休職」なんて持ち出そうものなら辞める様仕向けられ、実際に辞めさせられる社員を何人も見てきた。それが怖くてうつによる休職を会社に言おうか相当迷ったが、結果は「ゆっくり休んで復帰してくれ」とのこと。
その言葉を聞いた時は信じられなかった。
それぐらい、今は人手不足が深刻なのだ。
人が集まらない会社の従業員はチャンスだ。今までの不満を会社にぶつけてみたら、案外希望に沿った待遇改善が期待できるかもしれない。
社員は部品じゃない
今まで、社員の人権を無視して経営の為に使い捨ての部品のように扱ってきた会社が多い。劣悪な労働環境、安い給料、全てが経営者の思うがままだった。今まではそれでよかったが、これからは部品のように扱っていた社員が人材として初めて認められるようになったのだ。
テレビをつけると大企業が労働問題で書類送検されている報道が目立つ。やっと労働基準監督署も労働者に目を向け、本来の仕事をするようになってきた。そんな状況に経営者も戦々恐々としているだろう。
我々が会社を選ぶ時代が来たのだ。
これからは労働者の時代だ。労働者が会社を選ぶのだ。必要なスキルを身に付けたら、ささっと転職して、新たなスキルを身に付く会社に転職すればいいのだ。
1つの会社に長くいることが危険な状況になってきた。
皆、何でも良いからスキルを身に付けよう。そして、そのスキルを伸ばそう。会社から給料以外で得るものがなくなったら辞めてしまおう。年功序列も都市伝説になり、同一労働、同一賃金が議論されている。こんなチャンスは今までになかった。
1つの会社だけで通じるスキルだけしか身についてない人は非常に危ういぞ。
私のような「中年おっさん」にも声を掛ける程、人材不足は深刻だ。若い人なら選びたい放題だ。
そんな事を考えながら、私は元の会社に復職します。
別の会社で1から業務を覚えるのは大変ですから。
以上、【朗報】労働者の時代がやってきた。人材不足が招いた中小企業の悲劇。選ぶ側から選ばれる側への転落でした。