よつば君

ちょい田舎暮らし?。地方移住で失敗しないための25の教え。

 

最近、田舎暮らしや地方移住の話を耳にする機会が増えています。

都会の謙遜から離れて、田舎や地方に住んでエンジョイしたいと考えがち。

私も静かな場所でゆっくりと暮らしたいと思ったことがあります。

しかし、本格的な田舎家暮らしは勇気が必要です。

そんな方の為に、ちょい田舎暮らしなどはどうでしょうか。

本格的な田舎暮らしは「サバイバル」になりかねません。敷居を少し下げて「キャンプ」レベルの田舎暮らしについてお話ししようと思います。

 

目次

都会と言えば東京

都会と言えば東京が思い浮かびます。

東京には遊ぶところや出会いも多く、刺激的です。その反面、家賃が異常なほど高かったり、満員電車でクタクタになったり、神経が疲弊することも。

実際は東京以外はすべて田舎のような気もします。

東京を含む関東圏が異常なだけで、少し離れれば、すべて田舎かもしれません。

そんな視点から、「ちょい田舎」をお勧めしたいと思います。

 

田舎暮らしが失敗する理由

田舎暮らしが失敗する理由は、いきなり「本格的な田舎」に移住するからではないでしょうか。

本格的な田舎へいきなり移住しても生活環境に上手く適応し、幸せを掴む人もいます。しかし、思い描いていた理想の田舎暮らしとのギャップに戸惑い、苦しんでしまう方もいます。冷静に、田舎暮らしの失敗理由を分析しましょう。

 

虫、動物が多い

田舎ら虫が多いです。夏になると大きなガが飛び回っていることも。また、ゴキちゃんも多く、ムカデが出てくることも。名前が分かる虫だけでなく、得体のしれないエイリアンのような虫も多く生息しています。

虫が苦手な人は、これだけで気分がめいってしまいます。

 

近くに店がない

東京ではスーパーマーケットなども歩いていける距離に多数乱立しています。ちょっとした買い物には苦労しないはず。でも、田舎には近くにお店がない状況が考えられます。近くの店まで自転車で30分なんてことも。

 

24時間の店がない。

コンビニなども地方に行くと少なくなります。不夜城として君臨する東京では24時間のお店も石を投げれな当たるぐらいあります。買い物を忘れた場合、次の日まで待たなければなりません。

 

遊ぶところがいっぱいある。

東京には娯楽がいっぱいあります。しかし、田舎には娯楽がほとんどありません。テレビを見るか、ラジオを聞くなどして夜を過ごさなければなりません。東京のように朝まで遊ぶことができなくなります。

 

公共交通機関が少ない

都心部では交通網が発展しており、JRに留まらず、各私鉄、地下鉄なども毛細血管の如く張り巡らされています。また、遅い時間まで営業運転しているので、気にせずに外出することができます。一方、地方では電車は1時間に1~2本、バスなども同じ状況、時刻表とにらめっこしなければ、帰れなくなることもあります。また、公共交通機関が廃線になっており、自由に動けない場合もあります。

 

車が必要

公共交通機関が少ないことが原因で、車が必需品となる場合があります。車がないと買い物ができないこともあります。

 

医療機関が少ない

近くに病院がない為、急な体調不良にも対応できない場合も考えられます。また、近くに診療所が1か所しかないため、少し高度な医療を求めるなら、中心部にある総合病院まで通院しなければならない場合もあります。

 

仕事が少ない。

田舎暮らしは生活費を安く抑えることができますが、それでも働かなくては生きていけません。就職先もありますが、東京のように色んな業種があるわけではありません。職業選択の幅が狭まるだけでなく、給与面でも東京ほど多くを貰えません。

 

人と人とのつながりが多い

田舎では人間関係が重視されます。東京のようにアパートの隣部屋に誰が住んでいるか分からない状況と違い、近隣に住んでいる方とも密接にコミュニケーションを取らなければなりません。

 

地元の集まり、会合が多い

田舎には、自治会であったり、町内会、青年会、消防団などの集まりが多数開催されます。ゴミ出しの事、お祭りの事など、様々な課題が話し合われます。一部では「行政の仕事では?」と思うことも話し合われ決定されていきます。そのような会合に出席しないと、人間関係を壊すきっかけともなります。人間関係に疲れて田舎に来たのに、田舎の密接な人間関係に疲れてり事も懸念されます。

また、それぞれの会には入会金、年会費などを支払わなければならず、意外と大きな出費になります。

 

ちょい田舎の条件

前述したように、本格的な田舎暮らしにはデメリットもあります。デメリットを認識しないでいきなり本格的な田舎暮らしを始めると数カ月で「都会が良かった~。帰りたい・・・」となってしまいます。

そんな方の為、東京のような大都市圏のメリット踏まえた「ちょい田舎」が良いのではないでしょうか。

ちょい田舎暮らしのメリットを私の故郷である、愛知県の名古屋近郊の尾張地方を中心にお話ししたいと思います。

 

名古屋は田舎?

名古屋は田舎かどうかは見解が分かれるところですが、東京から見たら田舎です。東京の友人からは「田舎」と言われます。

名古屋を含めた尾張地方は戦国武将の織田信長や豊臣秀吉など、大河ドラマで何度も取り上げられている地域です。しかし、比較的田舎の要素を覆う含んだ地方である為、ちょい田舎としてお話ししたいと思います。

 

家賃が安い

尾張地方は家賃がべらぼうに安いです。

建物の築年数は15年~20年ぐらいの物件なら2DKや3DKでも4万円台前半で借りれます。

1Kなら駐車場込みで2万円台後半から借りられる物件もあります。

きちんと修理されていなかったり、設備が古いのでは?なんて不安に思う方もいるかと思いますが、そんなことはありません。

室内はしっかり修理されており、モニター付きインターホンやシャンプドレッサーを完備した物件も多く、エアコンが付いている部屋も多数あります。

 

駅に近い物件が多数ある。

駅からあるいて15分程度の物件も比較的多く、家賃体系も比較的リーズナブルです。

車はいらない。名古屋で働きたい。そんな需要を見込んだ物件が多く存在するのです。

 

駐車料金家賃込み

また、田舎ではどうしても車が必要になりますが、車を所有する前提で家賃体が設定されているため、「駐車料込」であったり、「駐車料月3000円」などの物件も多数です。

 

私鉄が意外に充実

名古屋沿線ではJRよりも私鉄が発展しています。車体が赤い名古屋鉄道(名鉄)です。

名鉄は1時間でもかなり本数が走っており、通勤時間帯では5分に1本は走っています。

急行や特急の停車する駅を選べば、名古屋まであっという間に到着します。

終電も比較的遅い時間まであるため、遅くまで遊んだり、急な残業でも困ることはありません。

住むのは名古屋近郊の田舎、仕事は名古屋、このような計画を立てている方にもうってつけだと思います。

 

地下鉄が路線が多い

名古屋市内には多数の市営地下鉄が走っています。

桜通線、名城線、名港線、東山線、鶴舞線と5路線も走っています。地下鉄だけで名古屋市内に移動することができます。名古屋市内へはJRまたは名鉄、名古屋市内は地下鉄。これが名古屋地方の定番の移動手段です。

 

路線バスも多い

路線バスも名古屋近郊は発展しています。名古屋市内は市営バス、近郊は名鉄バスが走っています。また、バスレーンと言われるバス専用、優先の道路もあり、通勤ラッシュ時の渋滞に捕まることも少ないです。

バスを移動手段を定番の移動手段なのです。

 

お店が多い

スーパーマーケットやお店が意外に多いのも特徴です。

急な買い物でも近所に2~3件はスーパーがある為、困ることはありません。

 

24時間営業の店も多数あり

24時間営業のお店も多数あります。こんな所にお客様は来るの?と心配してしまう場所にもコンビニはあります。

また、飲食店も24時間営業しているお店が多数ある為、困ることはありません。

 

仕事も豊富にある

名古屋を含む中部圏では自動車関連の工場も多く、常に人員の募集を行っております。また、名古屋市内にでれば飲食店などの社員募集も行われています。

名古屋駅前の再開発に伴い、人材が集まらない会社も多いようで、時給が1500円を上回る募集も見かけることが多くなりました。

 

大自然を満喫できる。

近くには木曽川や山があり、大自然を満喫できます。建物が少ないが利便性の多い場所が多く点在しているため、都会の喧噪を忘れ、心を落ち着かせることができます。

 

人と人の距離感が絶妙

ちょい田舎なので、人と人の距離感が絶妙です。都会のように希薄ではなく、本格的な田舎のように濃厚ではありません。ちょうどよい距離感で接してくれます。

野菜をくれるおばあちゃんもいれば、醤油やお味噌を貸してくれる近隣の方もいます。お互いのプライベートゾーンを尊重しつつ接してくれるため、楽だと思います。

 

地元の集まり、会合に出席しなくてよい

町内会や自治会も存在します。しかし、会合などへの出席は原則「自由」なため無理強いされることはありません。ゴミ当番や祭り当番なども回ってきますが、「無理なら断ってOK」を基本スタンスにしている場合が多いです。

入会金や年会費は徴収されますが、年間で2000円~3000円ぐらいが多く、懐にも優しいです。

 

車は必要

車が無くても困らないのですが、車があった方が楽しめます。15分も走れば自然豊かな場所に行けるし、映画等に行くのも車があった方が便利です。ちょい田舎は車所有が前提になっている地域が多い為、安い中古車を1台所有しているだけで、世界がかなり広がります。

畑仕事もできる。

近隣には耕作放棄地が比較的多い為、低賃料で土地を借りられます。

本格的な農業を行いたい!と言う方にはなかなか土地を貸してくれませんが、小さい面積で趣味程度に畑仕事をやりたいという方には、近隣のお祖母ちゃんなどに話せば「いいよ」と言ってくれます。2畳ぐらいの大きさで週末菜園にはうってつけです。

 

医療機関も充実

医療機関も充実しています。内科や歯科医院もそこら中になる為、選ぶことができる。総合病院も近隣に複数ある為、特異な病にかかっても安心です。

 

君の名は、聲の形 映画のロケ地が近い

映画のロケ地が近いことも特徴です。君の名はの飛騨高山も比較的近く、また、聲の形の大垣市も比較的近いところにあります。

 

まとめ

都会を離れて田舎暮らしをしたい方も多いことでしょう。しかし、本格的な田舎暮らしは究極のサバイバルになってしまう。せめて「キャンプ」程度の感覚で田舎暮らしを味わいたい、そんな方にうってつけなのが「ちょい田舎」ではないでしょうか。

今回は名古屋近郊をご紹介しましたが、名古屋近郊以外にも「ちょい田舎」は多数存在しています。「ちょい田舎」で満足できなかったら本格的な田舎面氏を始めるもよし、やっぱり都会が良いと戻るもよし。

選択の幅を広げることが大事かと思います。