NHKスペシャルで「縮小ニッポン」を放送していた。

日本の人口が縮小傾向にあり、それによる将来の日本を考える内容であった。

先に行われた国勢調査で日本の人口が初めて減少した。

人口減少

2015年の国勢調査の結果によると日本の人口が減少に転じたとのこと。これは国勢調査開始依頼、初のことらしい。人口の現象は全国の8割の自治体で確認されており、日本の人口減少がより明らかとなった結果だった。

2010年の調査より94万人間性したとのことだ。5年で94万人の現象ということになるのか?

いつかは減少するだろうと思っていたが、意外に早く減少し始めた。減少することで、地方はもちろんのこと、都心部でも様々な問題が発生するらしい。それも近い将来において。

地方では既に人口の現象が「過疎化」などの問題となって表面化しているが、都市部ではまだ先のことではないのか、そう安易に考えていたがそうでもないらしい。東京などでは、2020年から人口が減少に転じるとのこと。2020年と言えば、オリンピック、パラリンピックが開催される年である。

明るい未来であるはずの4年後には全国が一斉に人口減に転じることになる。

なんとも恐ろしい。

人口減によってどのような影響をもたらすのか。税収の減少。労働力不足などがすぐに思いつく。それらによってどのような未来が待ち受けているのか、NHKスペシャルでは北海道の夕張市などをモデルとして取り上げていた。

今までのような市民サービスを行うことは出来ず、サービスの停止や廃止を次々と行っている。それも市民の意見を聞かずに。乱暴な方法と思われがちだが、税収が少なければ仕方ない。

また、島根県雲南市では住民が行政サービスの一部を実施している。住民組織といわれるものだ。しかし、住民組織も高齢化などの問題でサービスを実施する市民の負担が大きいようだ。

いままでは、僅かではあるが明るい未来を信じて我々は生きてきた。しかし、「縮小ニッポン」が突きつけた日本の将来は「真っ暗」であった。

因みに5年で94万人が減少したとすると単純計算で1年で約18万人。

日本の人口が約1億2千万人とすると

1.2億人 ÷ 18万人 =666年

666年で日本人はいなくなることになるのか!

666の数字の力なのか・・・

単純計算なので、あしからず。